【野球肩】インターナルインピンジメント症候群 | 所沢市南住吉の所沢接骨院
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【野球肩】インターナルインピンジメント症候群

  • 2021年06月11日
  • カテゴリー:野球

こんにちは。所沢接骨院の伝法です。
野球肩の1つであるインターナルインピンジメントは、レイトコッキング期からアクセラレーション期の投球フェーズで発生します。
このフェーズで関節内において腱板(インナーマッスル)が関節唇と衝突して擦れることによって腱板や関節包、関節唇を痛めます。インターナルインピンジメント
原因
・骨頭の前方変位
・インナーマッスルの機能不全
→肩のインナーマッスルは上腕骨を肩甲骨に引きつけて安定させる役割がありますが、この機能が低下するとインナーマッスルが関節内で衝突しやすくなります。
・肩甲骨の後傾不足、胸椎の伸展不足
→投球動作で重要なMER(最大外転外旋位)のときに後傾や伸展が不足すると、無理な上腕骨の外旋を誘発して、インナーマッスルが関節内で衝突しやすくなります。
・フォーム不良
→アーリーコッキング期からレイトコッキング期で肩の伸展が強い投球フォームは原因の1つとなります。

インターナルインピンジメントの治療はほとんどがインナーマッスルの機能改善、可動域改善などの保存療法で解決しますが、腱板の断裂程度や後方関節唇、臼蓋後縁の骨棘によっては手術療法を行うこともあります。