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野球選手の肩内旋可動域が狭い理由

  • 2021年05月21日
  • カテゴリー:野球

こんにちは。所沢接骨院の伝法です。
前回のブログで野球選手の肩の特徴として、投球側の2ndポジションでの内旋可動域が狭いと説明しましたが、何故なのかという事を説明します。

2ndポジションでの内旋可動域が狭い理由
・上腕骨の後捻増大(生理的に後ろに捻じれている)
→骨格成長の特徴として上腕骨後捻は小学生高学年のときが1番大きくて、その後大人になるにつれて小さくなります。しかし、小学生高学年のときに投球動作を繰り返すとその後、後捻が小さくならないという説がありますが、これは繰り返される投球動作に適応するものなのなので、異常ということではありません。
・肩関節後方関節包の固さ
・1st内旋では棘下筋横走線維の固さ
・2nd内旋では棘下斜走線維の固さ
・3rd内旋では小円筋の固さ
肩関節関節包の図 棘下筋選手の肩内旋制限だけをみれば異常なことではありません。
しかし、外旋と内旋を合わせたトータルの可動域が非投球側よりも5°狭いと
障害のリスクとなるため、改善する必要があると思います。