【野球】リカバリー(疲労回復)について
- 2020年08月15日
- カテゴリー:スポーツ
こんにちは。所沢接骨院の伝法です。
現在、埼玉県では高校野球の大会が行われています。
連日の猛暑の中、勝ち上がるにはリカバリーは必要不可欠です。
リカバリーについて数回に分けて解説していきます。
まず行うべきリカバリーをいくつかに分けて考えます。
➀エネルギーに対して
②筋疲労に対して
③筋損傷に対して
④生体の恒常性に対して
⑤脳に対して
➀エネルギーに対して
人間が活動するのにエネルギーは必要不可欠です。食事によりエネルギーを摂取しる必要がありますが、食事によるエネルギー摂取が足りないと自らの脂肪や筋肉を分解してエネルギーを作り出します。
②筋疲労に対して
筋肉の疲労は科学的に証明されている部分が少ないです。以前は乳酸が疲労物質の原因と言われていましたが、現在ではそれは違うとも言われています。
筋肉のエネルギー源の枯渇、筋肉が酸性に傾く、筋肉への神経伝達速度の遅れ、一時的に血流が不足してパフォーマンスが低下していると考えられています。
③筋損傷に対して
サッカーやラグビーなどで相手とコンタクトしたときに筋にダメージが加わわる事や、瞬発的な筋発揮による筋の微細損傷が起こります。
④生体の恒常性に対して
通常、体温や体水分量は変動することはありませんが、運動後に体温が上昇していたり、水分量が低下します。
⑤脳に対して
脳の疲労です。中枢性疲労ともいわれます。
脳の疲労により運動中に運動神経出力が低下することにより、パフォーマンスも低下します。また、交感神経が活性化し骨格筋血流量低下や痛み閾値の低下が起こるとも最近考えられています。
このように疲労に様々な要因があるため、それぞれに対処するようなリカバリーが必要となります。