野球肘検診
- 2019年11月06日
- カテゴリー:野球
こんにちは。所沢接骨院の伝法です。
野球肘検診という言葉が正しいかはさておき、皆様にわかかりやすいように野球肘検診ということばを使わせてもらいます。
一言に野球肘といっても、成長期の選手に起こる野球肘と成人に起こる野球肘は区別をしなければいけません。今回は成長期の選手に対する野球肘検診の大切さをお伝えします。
大人と子供で異なる点は、子供の骨は成長過程である。ということです。この成長過程の骨は脆弱なため負担がかかると痛めやすいですし、痛めると成長障害にもつながります。
肘の成長障害によって、肘が伸びきらない。深く曲がらない。このようなことが起こると将来的にプロを目指す子供たちはもちろんのこと、生活にも支障をきたす可能性をあるため、野球をしているすべての選手に対して、野球肘検診が必要だと私は思います。
「肘が痛くなってから医療機関に通うのはダメなのか?」
野球肘の中で一番気を付けなければいけない離断性骨軟骨炎(OCD)という、肘の外側に起こるものがあります。
この離断性骨軟骨炎は野球肘検診を行った小学4~5年生の100人に約2人に起こっていたという報告もあり、さらに、ほとんどの選手が普段は痛みを感じていないというデータもあることから、肘が痛くなってから医療機関に通うのではなく、野球肘検診によって重症化する前に発見するということが大切になります。
所沢接骨院では、超音波画像観察装置(エコー)などを用いて、野球肘検診を行っており、必要に応じて整形外科への紹介も行っています。
何か気になる事がありましたら、お気軽に電話やメッセージフォームよりお問い合わせください。