偏平足の運動療法
- 2020年12月11日
- カテゴリー:未分類
こんにちは。所沢接骨院の伝法です。
偏平足の治療では、足部アーチ保持に関わる筋肉である、後脛骨筋や長趾屈筋の筋機能を向上する運動療法が重要となります。
今回は2種類の運動療法について説明いたします。
気を付けるポイント
・膝を伸ばした状態で行う場合は、内ももの力が入らないように気をつけてください。(股関節の内転・内旋が入らないように。
・足首は力を抜いて、下に垂れた状態(軽度底屈位)で行うことにより、後脛骨筋腱が内果後方での急なカーブが少なくなる為、効率よく後脛骨筋にアプローチができます。
②カーフレイズ
足部を内側に向けて小趾球に体重をかけて踵をあげます。
通常のカーフレイズは足部を正面に向けて拇趾球に体重をかけて踵を上げますが、後脛骨筋により刺激をいれるには、足部を約30度内側に向けることがポイントです。
一般的なカーフレイズ
後脛骨筋を意識したカーフレイズ
気を付けるポイント
・踵を上げると同時に足部の内返しを行います。
・小趾球に体重を乗せると、バランスの保持が難しい為、手で壁などをおさえながらで大丈夫です。
足部アーチ保持に関わる筋肉は歩行やランニング時などの動的支持機構である為、リハビリも出来れば、体重をかけた状態で行うのが望ましいです。その為、リハビリの初期では ①ゴムバンドを使用した運動のみでも良いですが、慣れてきたら ②カーフレイズも一緒に行った方が良いです。