野球肘
- 2020年09月18日
- カテゴリー:野球
こんにちは。所沢接骨院の伝法です。
何回かに分けて野球肘について解説していきます。
基本的に野球の投球によって肘が痛くなったものはすべて『野球肘』と表現します。
大きくまとめられた『野球肘』野球肘の中で中分類として内側型・外側型・後方型に分けられます。
そして小分類として
内側型
・内側上顆裂離骨折
・内側上顆骨端障害
・内側上顆骨端線障害
・内側上顆骨端線離開
・内側側副靭帯損傷
・尺骨神経障害
・円回内筋症候群
・鈎状突起結節 etc.
外側型
・上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD)
・滑膜ヒダ障害 etc.
後方型
・肘頭骨端線閉鎖不全
・肘頭障害
・肘頭疲労骨折 etc.
と分類されます。
なので、診察をした患者さんに「野球肘ですね~」というだけでは、
伝えるべき情報が不足していることになるので、小分類まで説明するようにしています。
野球肘は肘のみ原因があることは少なく、一連の投球フォームに伴う、下半身や体幹、肩、肩甲骨の全体的なバランスの崩れが影響することが多いです。
野球肘にならないようにするには、肘に負担が少ないフォームで投げることが不可欠で
その為には全身の柔軟性は非常に重要です。